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テテ・モントリュー/テテ
ジャズ・ピアノ1
2004年12月02日
Tete Montoliu / Tete!
こんにちは。今日はテテ・モントリューです。盲目の天才ピアニストの壮絶なピアノ・トリオ・アルバムです。パーソネルは、テテ・モントリュー(p)、ニールス・ヘニング・エルステッド・ペデルセン(b)、アルバート・ヒース(ds)。1974年録音。スティープル・チェイス・レーベル。
スペイン出身のテテ・モントリューはその天才的実力の割には知名度が低いのではないかと少し残念な気がします。そのラテン系の派手な自己主張の強さというか、乾燥した饒舌な音の洪水的アイデンティティが、たとえ申し分のないテクニックとジャズ・スピリットに裏打ちされているとしてもそのうまさが逆に嫌味となるような、いわば日本人好みのブルージーな湿っぽい感触とは明らかに対極の音楽という印象がありますね。そのテクニックと個性のとんがり具合というのは、もうコルトレーン作の1曲目ジャイアント・ステップスを聞きますと覆いようなく明らかなのですが、私はこの素晴らしい演奏に胸を張って拍手喝采を送りたいと思うのですね。恐らく時代が変わればいつか大絶賛される類の音楽なのではないかと私は直感しています。
ビル・エバンスは自らのモード手法の特性を日本の墨絵になぞらえて的確に言い当てましたが、後戻りできない一回性の音と、さらに音と音の間による深遠な美学という点において、テテ・モントリューの音楽は全く異質でありむしろその間の暗闇を音で埋めつくさずにはおれない脅迫観念に近いものを感じるのですね。確かにソニー・クラークやウィントン・ケリーらのブルージーな渋めのピアノには日本人の一人として全く異論なく深く共鳴共感するのですが、日本以外で結構人気のある実力派ピアニスト、特にカラっとあっさり味の饒舌なピアニスト達もやはり良いものは良い、一流は一流という、それなりの聴く耳は持っていたいし、持っているつもりです。フィニアス・ニューボーン・Jrというやはり純粋なる天才的ジャズ・ピアニストがいましたが、テクニックもジャズ・センスも抜群だけどやはり日本人好みという点ではその実力の割りに人気がないという点でテテ・モントリューと似たような印象があります。
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投稿者 aft : 22:45 | コメント | トラックバック
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